無農薬栽培へのこだわり|自然の力を生かした真菰づくり
- 528 ニュートリズム
- 8月11日
- 読了時間: 3分
これまでのブログでは、真菰とは
どのような植物なのか、神話との関わり、
真菰茶や真菰パウダー、マコモダケとの
違いなど、さまざまな角度から
真菰についてご紹介してきました。
今回は、私たちが島根県雲南市・山王寺で
真菰を育てるうえで大切にしている
「無農薬栽培」についてお話しします。
なぜ、無農薬で真菰を育てるのか
私たちが大切にしているのは、
真菰を人の手だけで育てるのではなく、
真菰が本来持っている生命力と、
その土地の自然環境を生かすことです。
農薬や肥料を使って効率的に
育てる方法もあります。
一方で私たちは、山王寺の水や土、
気候、そこに暮らす生きものたちとの
つながりを大切にしながら、
できるだけ自然の循環を壊さない栽培を
目指しています。
だからこそ、無農薬という方法を
選んでいます。
山王寺の自然が育てる真菰
私たちが真菰を栽培しているのは、
島根県雲南市大東町の山王寺です。
山王寺には、美しい棚田の風景が
広がっています。
山から流れる水、豊かな土壌、昼夜の寒暖差。
こうした地域ならではの自然環境の中で、
真菰は少しずつ成長していきます。
私たちは、植物に何かを「与える」ことだけを
考えるのではなく、
真菰が育つ環境そのものを大切にすることを
意識しています。
無農薬だからこそ、毎日の観察を大切にする
「無農薬」と聞くと、何もしないで
育てているように感じるかもしれません。
しかし、実際にはそうではありません。
真菰の状態を観察し、水の状態を確認し、周囲の草や環境を見ながら、必要な作業を
一つひとつ行っています。
自然の中で植物を育てると、
毎年同じようにはいきません。
天候や気温、水の量などによって、
真菰の成長も変わります。
だからこそ、日々真菰と向き合うことを
大切にしています。
農薬に頼らず、自然とのバランスを考える
無農薬栽培では、雑草などの管理にも
手間がかかります。
簡単に効率だけを求めるのではなく、
田んぼの環境を見ながら必要な作業を行います。
そこには、真菰だけではなく、
さまざまな植物や昆虫、水辺の生きものなどが
存在しています。
私たちは、そうした里山全体の環境との
調和を大切にしたいと考えています。
「育てる」だけではなく「守る」
私たちにとって真菰栽培は、単に
農作物を生産することだけではありません。
真菰が育つ場所を守ること。
山王寺の美しい風景を守ること。
水や土を大切にすること。
そして、次の世代へこの自然をつないでいくこと。
真菰を育てることを通して、そんな役割も担っていきたいと思っています。
その真菰を、真菰茶や真菰パウダーに
山王寺で大切に育てた真菰は、
収穫後に加工し、真菰茶や真菰パウダーとして
皆さまにお届けしています。
毎日の暮らしの中で気軽に真菰を
楽しんでいただきながら、その背景にある
島根県の自然や、私たちの栽培への
想いも感じていただけたら嬉しく思います。
一杯の真菰茶。
ひとさじの真菰パウダー。
その向こうには、山王寺の棚田と、
そこで育つ真菰があります。
おわりに
無農薬で真菰を育てることは、
決して簡単なことではありません。
それでも私たちは、自然の力をできるだけ
生かし、山王寺という土地とともに真菰を
育てていきたいと考えています。
島根県で育つ真菰の魅力を、島根県内だけでなく全国の皆さまへ。
そして、真菰を通して山王寺の自然や 日本各地に残る真菰の文化にも興味を
持っていただけるよう、これからも
発信を続けていきます。
自然とともに育てる、島根県の真菰。
その一株一株に込めた想いを、これからも
大切にお届けしてまいります。

コメント